サービスサイト制作について理解を深めよう!

この記事では、サービスサイトとは?といった基本的なことから、サービスサイトの持つ目的や役割、サービスサイトとコーポレートサイトを分けて作るべき理由、サービスサイトににとって最も重要なSEOとUIについてなど、サービスサイトを制作するうえで事前に知っておきたい基礎的な内容をまとめました。

サービスサイトとは

サービスサイトとは、「サービス」や「製品」の周知と集客に特化したホームページです。
企業が提供するサービスの魅力をサイト上で伝え、見込み顧客に『どんなサービスでどんな特徴があり、そのサービスを利用することでどんな未来を実現できるのか』を効果的に訴求して、問い合わせや資料請求など、見込み顧客からのアクションを1件でも多く獲得することを目指します。

サービスサイトの目的と役割

サービスサイトは、企業が提供する製品・サービスに関する情報をWEB上に掲載し、見込み顧客のアクセスを集めて問い合わせに繋げる、いわば『インターネット上の営業マン』です。
サイトを閲覧した見込み顧客に対して「このサービスを利用すれば自分たちが今抱えている課題を解決できる」「同じようなサービスを提供しているあの会社(あのサービス)よりもこっちのほうが良さそうだ」と感じてもらい、問い合わせや資料請求などの直接的なコンタクトを獲得することがサービスサイトの役割であり、「新規顧客の獲得」がサービスサイトの第一の目的です。

見込み顧客との直接的な接点をサービスサイトで獲得できるようになると、貴社の売上にもプラスの影響を与えるようになり、サービスサイトがもたらす売上の比率が大きくなるにつれて無くてはならない資産となります。

また、サービスサイトは新規顧客の獲得の他に、以下のような副次的な目的を持ちます。

・既存顧客のリピートや関連サービスのアップセル(客単価のアップ)
・既存顧客に対するフォローやサポート(顧客満足度のアップ)
・潜在顧客のリスト獲得と教育

既存顧客のリピートや関連サービスのアップセル(客単価のアップ)

新規顧客の獲得だけでなく、既にサービスを利用してくれている既存顧客に対しての「客単価のアップ」もサービスサイトの重要な目的のひとつです。具体的には、以前利用してくれた顧客のリピート利用を促したり、関連する別のサービスをPRしたり(クロスセル)、サービスに複数のプランがある場合は上位プランへのアップグレードを訴求したり(アップセル)といった活用方法が考えられます。

既存顧客に対するフォローやサポート(顧客満足度のアップ)

サブスクリプションサービスに代表されるような、継続利用を前提としたサービスの場合は、利用者からよく寄せられる質問に対して一問一答形式で回答するFAQページを充実させたり、サービスの利用方法などをケース別に詳しく説明したマニュアルを掲載したり、チャットボットなどによる個別サポートを充実させることによって、「顧客満足度のアップ」に繋がります。

潜在顧客のリスト獲得と教育

潜在顧客とは、自社のサービスと相性の良い問題を抱えているにも関わらず、その問題やニーズに顧客自身がまだ気付いていない状態の人をいいます。そのような潜在顧客に対して、まずは間接的なアプローチを行って接点を作り、メールマガジンなどを利用してニーズを顕在化することで、見込み顧客でなかった人を見込み顧客にすることが可能です。
わかりやすい例をひとつご紹介します。

・Z社の提供するサービス:転職エージェントサービス
・Aさん:安月給&長時間労働のまさにブラック企業に努めているが、Aさん自身はそれに対して不満や疑問を抱いていない(自身の務める企業がブラックであることに気付いていない)

Z社にとっての見込み顧客が「転職したい人」ならば、このAさんのような状態の人がまさに潜在顧客です。転職した方が絶対に今より良い生活を送れるにも関わらず、Aさん自身がそれに気付いていない(=ニーズを顕在化できていない)のです。
このような状態のAさんに、いきなり「私たちの転職エージェントサービスを利用して転職しませんか?」と言ったところで、「特に転職する予定はありませんので…」となってしまうことは明白です。

なので、例えば『ブラック企業診断~あなたの会社は大丈夫?今すぐ診断してみよう!~』のようなハードルの低いコンテンツをサービスサイト内に作成してAさんとの接点を作り(具体的には名前とメールアドレスを獲得し)、診断結果やメールマガジンなどを駆使して、客観的に見たAさんが置かれている状況や、転職したらどんな未来が待っているかなどを伝えていきます。
Aさん自身に現状の問題と転職のメリットを気づかせることで、今までは全く響かなかった「私たちの転職エージェントサービスを利用して転職しませんか?」が初めて響くようになるのです。
このような、潜在顧客の見込み顧客化もサービスサイトの目的のひとつになり得ます。

サービスサイトのターゲット

サービスサイトのターゲットは、大きく分けて「見込み顧客」「既存顧客」「潜在顧客」の3種類があります。この3種類のターゲット全てに対して有益なコンテンツを充実させることができればそれが最も良いのですが、そこまでサービスサイトを充実させるためには膨大なページ数と継続的なコンテンツの作成が必要不可欠です。
これからサービスサイトを制作する場合は、まずは「見込み顧客」をメインのターゲットに設定すべきだと考えます。

世の中には沢山のサービスが存在し、どんなサービスなのかによって「見込み顧客」の人物像は全く異なります。
良いサービスサイトを作るためには、事前に自社のサービスそのもののターゲットを明確にしておく必要があります。
BtoBなのかBtoCなのか、男性なのか女性なのか、年齢層は?地域は?どんな状況に置かれていてどんなニーズを抱えているのか?など、具体的なターゲットの人物像を掘り下げておくことが重要です。

コーポレートサイトとサービスサイトを分けて作るべき理由

コーポレートサイトとサービスサイトを分けて作成した方がいいとよく言われる理由は、率直に『その方が確実に結果が出るから』です。なぜなら、コーポレートサイトとサービスサイトでは「サイトの目的」「サイトのターゲット」が全くもって異なるからです。
企業のホームページであるコーポレートサイトの目的は、信用に足る会社であることを対外的に示すことであり、ターゲットは見込み顧客や取引先、社員やその家族、求職者、株主など多岐に渡ります。
対してサービスサイトの目的は「新規顧客の獲得」であり、主要なターゲットは自社の製品・サービスを利用する可能性のある見込み顧客です。サービスサイトのターゲットには社員や求職者、株主などは含まれません。

コーポレートサイトとサービスサイトを分ける最大の利点は、「自社の製品・サービスを利用する可能性のある見込み顧客」にターゲットを絞り、そのターゲットだけに刺さるコンテンツでサイト全体を構築することができる点です。余計な情報を削ぎ落とし、製品・サービスの訴求のみに特化させることで、アクセスしてくるユーザーの質を高め、効果を最大化させることができます。

また、複数のサービスを展開している企業の場合でも、ひとつのサービスにつきひとつのサービスサイトを用意することで、集客効果を最大限に高めることが可能です。
広告の出稿、SEO対策、SNS運用などWEB集客の施策を立てるにあたっても、サービスサイトを持っているのと持っていないのとでは、戦略の幅とその効果が大きく変わってきます。

サービスサイトにとって最も重要な『SEO』と『UI』

サービスサイトを設計するにあたって、わたしたちが最も重要視しているのが『SEO』『UI』です。

切っても切れないサービスサイトとSEO

サービスサイトとSEOは、切っても切れない重要な関係性を持ちます。

例えばコーポレートサイトの場合、目的は信用に足る会社であることを対外的に示すことであり、SEOは「社名」で上位表示させることができれば必要十分を満たします。
リクルートサイトの場合は、目的は求職者や学生の不安を取り除きエントリーを促すことであり、集客それ自体は別の求人媒体などを利用することがほとんどです。

しかし、サービスサイトに関しては、「サービス名」だけでSEO上位表示を実現したとしても充分な集客は期待できません。そのサービスに関連する様々なキーワードでSEO上位表示を獲得することが集客の成否に大きく影響します。

サービスサイトの第一の目的は「新規顧客の獲得」ですので、まずは一人でも多くの見込み顧客をサイトに呼び込む施策が必要です。SEOやSNS、広告などその手段は様々ですが、その中でもSEOは欠かせない施策になるでしょう。

サービスサイトでSEO(検索上位表示)を実現するために、まず決めなければならないのが「検索ワード」つまり『どんなキーワードで検索されたときに上位を狙いたいか』です。
ただ漠然とSEOを上げたいというだけでは対策のとりようがありません。

例えば、今あなたがご覧になられているこのサイトもまさに「サービスサイト」なのですが、あなたはどんな「検索ワード」でこのページに辿り着いたでしょうか?
もしあなたが検索したワードと、私たちがSEO上位表示を狙っている検索ワードが一致していたとしたら、それは私たちのSEO対策がこれ以上ない結果を出しているという証明になります。

このように、貴社のサービスを利用する可能性のある見込み顧客の方々は、一体どんな検索ワードで検索するのか?どんな検索ワードで上位表示ができれば貴社のサービスにとってより角度の高いユーザーの目に留まることができるのか?を考えながら、まずはSEO上位表示を狙う「検索ワード」を決める必要があります。
そうやって決めた検索ワードを念頭に置いたうえで、サービスサイトを設計し、中身のコンテンツやデザイン、プログラムを作っていくことが重要なのです。さらに言えば、サービスサイト公開後も狙ったSEOの効果をより高めるために継続したコンテンツの拡充がとても大事になってきます。

「使いやすい」「わかりやすい」が最優先

SEOや広告、SNSの活用で多くのアクセスを集めることができたとしても、肝心な「問い合わせ」や「資料請求」に繋がらなければサービスサイトとしての役割を果たせているとは言えません。

サービスサイトの目的である「新規顧客の獲得」を達成するためには、アクセスしてきた見込み顧客に「問い合わせ」や「資料請求」などのアクションを起こしてもらう必要があります。
そのために重要となるのが『UI』、つまり、使いやすくわかりやすい設計であることです。

かっこいいデザイン、おしゃれなアニメーション、クールでスタイリッシュな雰囲気なんてものはサービスサイトにとっては二の次なのです。

「めちゃめちゃオシャレで作り込まれているけど、何のサイトなのかよくわからない」こういったサイトは意外に多いです。
ユーザーが見たい情報、ユーザーが求める情報が掲載されていない、あるいはどのページに掲載されているのかわからないサイトでは、せっかく訪れた見込客となるユーザーもサイトから離れて行ってしまいます。また、問い合わせをしようと思ったけれど、「入力項目が多すぎる」「何を入力すればいいのかよくわからない」「エラーになって先に進めない」などといった使いづらいお問い合わせフォームもよく見かけます。それではせっかくサービスに興味をもってアクションを起こそうとしてくれたユーザーに対して、こちらから壁を作っているようなものです。

求める情報がすぐに見つかる「わかりやすさ」と、躓くことなく問い合わせが完了する「使いやすさ」を満たす事がサービスサイトにとっての絶対条件です。

サービスサイトに必要なコンテンツ

貴社が提供するサービスの内容や、ターゲットとなる見込み顧客が求めているのはどんな情報なのか、サービスサイトに必要なコンテンツとは具体的にどのようなものかを見ていきましょう。
サービスサイトを作るにあたって、うちのサービスだったらどのコンテンツが必要か?これは必須、これは要らない、これは必須じゃないけどあったらいいな、などを考えながら読んでいただければと思います。

  • サービス内容
  • 自社のサービスが選ばれる理由
  • ご利用料金
  • ご利用の流れ
  • 実績紹介
  • お客様の声
  • よくある質問
  • 他社サービスとの比較
  • 会社概要
  • 利用規約
  • お知らせ
  • お問い合わせフォーム
  • 資料請求フォーム・お申し込みフォーム・見積もり依頼フォーム

サービス内容

サービスサイトになくてはならない必須コンテンツです。
『どんなサービスでどんな特徴があり、そのサービスを利用することでどんな未来を実現できるのか』をわかりやすく掲載し、見込み顧客にサービスの理解を深めさせるとともに、そのサービスを利用した先のより良い未来をイメージさせされるようなサービス説明を掲載します。

自社のサービスが選ばれる理由

そのサービスの特徴や強みを掲載します。見込み顧客が閲覧した際に魅力的に感じるようなサービスの特徴を、最低でも3つ以上掲載することが理想です。
「選ばれる4つの理由」「選ばれる6つの理由」などのように、いくつかのアピールポイントを数字とともに簡潔に掲載するケースが多いです。

ご利用料金

そのサービスの内容やビジネスモデルによって、料金を明記するケースと、料金を明記せずに見積もり依頼に誘導するケースの大きく2パターンが考えられます。
BtoCのサービスの場合は、比較的サイト内に料金を明記する場合が多く、逆にBtoBのサービスの場合は明記していない場合が多い印象ですが、料金を載せる/載せないは貴社のサービスの販売戦略に応じて検討する必要があります。

ご利用の流れ

そのサービスはどういった手順で利用することが出来るのかを、ステップ1、ステップ2、ステップ3、、、といったように時系列で説明します。
サービスを利用したいけれどどうすればいいのかわからない方や、サービス申込後にどういったやり取りが発生するのかがわからず躊躇している方などの不安や疑問を払拭するためのコンテンツです。

実績紹介

そのサービスの取引実績や事例を掲載するコンテンツです。実績や事例は、基本的にはサービスを提供し続けている限り増え続けるものなので、サービスサイトリリース後に、常に新しい実績や事例を更新し続けていけるようなサイト運用体制を作ることが重要になります。
掲載数は多いほどよく、日々最新の状態に更新されているほど良いため、実績紹介ページにはCMS(更新機能)を導入するケースが一般的です。

お客様の声

お客様の声もサービスサイトにとっては非常に重要な要素です。サービスの良し悪しがわからない見込み顧客にとって、そのサービスを利用するかどうかの大きな判断材料になります。
また、多くの情報があふれる今のネット社会では、ユーザーも慎重に物事を判断するようになってきているため、良い口コミばかりをでっち上げてもあまり効果的ではありません。既存の顧客にお願いをして、良い口コミも悪い口コミも含んだリアルな声を掲載することが、サービスの信頼に繋がります。

よくある質問

サービスの利用者や、サービスの利用を検討している見込み顧客からよく寄せられる質問を、一問一答形式でサイトに掲載するコンテンツです。
こちらもご利用の流れと同様に、見込み顧客の不安や疑問を少しでも払拭し、問い合わせや資料請求への背中を押す役割を担います。

他社サービスとの比較

今のご時世、貴社のサービスが市場を独占しているというケースは非常に稀だと思います。どのようなサービスにも競合他社や類似サービスが存在するものです。
それらの競合他社と比較して、自社のサービスが優れている点をわかりやすく訴求し、見込み顧客に「こっちのほうが良さそうだ」と感じてもらうためのコンテンツです。

会社概要

サービスサイトはそのほとんどがサービスそれ自体の説明を掲載するサイトになるため、このサービスを運営している会社はどこなのか?がわかるページを1つ設ける必要があります。
会社名、代表者名、所在地、連絡先(TEL, FAX)、営業時間、休業日、などの要素を、表形式で見やすくまとめて掲載します。

利用規約

サービスの利用規約を制定している場合は、サービスサイトにも利用規約ページを設けて掲載する場合が多いです。ネットだけで完結するようなサービスの場合など、そのサービスの内容によっては利用規約の掲載が必須事項である場合もあります。

お知らせ

年末年始の営業日や、臨時休業などの業務的なお知らせ、製品やサービスをリリースした際などのPRとなるお知らせなど、時事的な情報を発信するためのコンテンツです。
リアルタイムでの情報発信が求められるため、CMS(更新機能)を導入するケースが一般的です。

お問い合わせフォーム

こちらもサービスサイトにはなくてはならないコンテンツの一つです。
サイトを訪れた見込み客の問い合わせ手段としてお問い合わせフォームを設置しておけば、営業時間外であっても24時間365日、いつでもアクションを起こしてもらうことができます。

資料請求フォーム・お申し込みフォーム・見積もり依頼フォーム

お問い合わせフォームよりももう一段階角度の高い見込み顧客用のフォームです。サービスに対する興味関心が強く、もっと詳しい情報が知りたい場合や料金が知りたい場合など、これらのフォームを利用するのは顧客となる可能性が一番高いユーザーです。
全ページの最もわかりやすい位置にボタンなどを設置し、積極的に誘導しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
本記事では以下のような内容をお伝えしてきました。

  • サービスサイトとは、「サービス」や「製品」の周知と集客に特化したホームページの事。
  • 見込み顧客に『どんなサービスでどんな特徴があり、そのサービスを利用することでどんな未来を実現できるのか』を効果的に訴求して、「新規顧客を獲得すること」がサービスサイトの目的。
  • コーポレートサイトとサービスサイトを分けて作成すべき理由は、率直に『その方が確実に結果が出るから』
  • サービスサイトにおけるSEO対策の第一歩は『どんなキーワードで検索されたときに上位を狙いたいか』を決めること
  • カッコいいかわいいは二の次。『UI』、つまり使いやすくわかりやすい設計であることがサービスサイトにとって重要。

最後に、サービスサイトは、サイトの公開がゴールではなく、公開してからがスタートです。サイト公開後、サービスサイトを軌道に乗せて運用するためには、継続したコンテンツの更新とマーケティングが必要不可欠になります。
公開後のサポートやフォローももちろん行っておりますので、そのようなご相談もお気軽にご連絡ください。

サービスサイト制作をご検討いただく際の参考になれば幸いです。

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